第1弾【メンバー紹介】北大理学部4年 大澤康太郎

 

《プロフィール|大澤康太郎》
東京都にある人口約7,000人の島、八丈島で育つ。
北海道大学理学部4年。
「理科実験ユニットleafs」、「穂と葉」スタッフ、家庭教師、教職など「科学」と「教育」に関する活動に力を入れている。

 

科学を武器に、自らの生活を守る

 

—いろいろな活動をされてますけど、主に何をやってるんですか?

僕の活動は大きく「科学」と「教育」に分けることができます。
その中でも一番力を入れているのは、科学コミュニケーションを目的とした「理科実験ユニットleafs」です。
僕と物理学科4年の口町さんとやってます。
普段は大人向けの理科実験やこども向けの工作をやっていて、
6月からは高校で授業のお手伝いもさせていただくことになりました。
僕らのスタンスとして、
「なんでその現象が起きるのか」などの説明はせず、
参加者の方々に議論してもらうことを大事にしています。

(理科実験ユニットleafsの活動の様子)

–どうして正解を示さず、議論してもらうという方法をとってるんですか?

科学とは科学的な正しさを示しているだけであって、
絶対的な真理を示しているわけではないと思っているからです。
僕たちにも「この現象はこういう原理ではないのか」という仮説はあるんですが、
あくまで仮説にすぎないんです。
僕も口町さんも理系で理科が好きですけど、文系的視点も強くて、
元々は
多くの事象を決めつけている科学の手法に疑いがありました。
でも勉強していくと、
科学は、あくまで暫定的な真理を示しているだけで、
絶対的な真理ではないのではないかと感じました

いま僕たちが真理だと信じていることも、それが本当に真理なのかはわからない。
それには、技術的な限界も関わるし、哲学的な思想も関わってきます。
でもだからといって、何もわからないと思考を放棄すれば、
現状の問題に立ち向かえなくなってしまいます。
例えば、原発問題。
でもこうした、移転すべきどうかという明確な判断基準が存在しない問題も、
科学的に議論をすることで多くの人が納得する暫定的な真理が決まり、
それに基づいて意見を主張することで、行政を動かすことができ、自らの生活を守ることができるんです。
あるいは逆に、自分の家のとなりにある原発に納得することも出来るかもしれません。

僕自身、幼いころに地熱発電所が近くにあったんですが、
「臭い」と周りの大人達が主張していても何も変わらなかったという経験があります。「移転してほしい」と感情的に反論しても行政を動かすことはできません。

 

 

人はどのように成長していくのか

–次に「教育」について聞いていきます。教育について興味を持つようになったキッカケは何ですか?

人口が約7,000人の八丈島に住んでいて、地元の高校に進学しました。
地元は大好きでしたが、それでも少しだけ、
進学校に行ってないことに対するコンプレックスを持っていたんです。
それで、いろんな高校を調べるようになったのが、教育に興味持ったキッカケですね。
元々、学校が好きだったというのも大きいかもしれません。
先ほども文系的な視点が強いと言いましたが、人に興味があるんです。
特にどうやって人格の形成されたり、能力の発達がしていくのかに興味があって、
教育を勉強したいと思うようになりました。
あとは、教えるには物事を本質的に理解していないといけないから、
自分が一番勉強してなくちゃいけなくて、成長できているのが実感があるのが好きですね。
今は教育に関する活動としては
八丈島の高校生がハワイの高校生と交流するプログラム「SHIP」のコーディネートや理科実験ユニットleafs、教職の授業の受講、家庭教師をしています。

(八丈島の美しい景色)

 

 

–将来は何がしたいですか?

先生になりたいです。人と関わりながら、育て、育てられながら生きていきたい。
教員じゃなくてもいいですけど、何かしら教育に携わりたいと思っています。
八丈島に還元したいという想いも強いです。
実際に住むかはわからないですが、
離れていたとしても、力をつけて、外から関わっていきたいと思っています。

 

–では最後に、穂と葉メンバーとしてどんなことがしたいか教えてください

最初にここに加わったのは「じゃんぼさんっておもしろいなぁ」とおもったのが理由でした(笑)
今は、何気ない話や哲学的な問題について、議論することを通じて、
いろんな人の価値観に触れたいです。
高校生もお店によく来てくれるので、彼らと話すのが結構楽しいです。
あとは、「理科系のイベント」という切り口で色々企画していけたらなぁと思ってます!

 

 

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