チカホでお祭りを主催する高校生の価値観に迫ります。

札幌学生百景 004

種市慎太郎

立命館慶祥高校2年生

#高校生団体#みんなで作るお祭り#カッコいいかカッコわるいか

聞き手:金井直樹(じゃんぼ)


いまどんなことに挑戦していますか?

「未知未来祭という新しいお祭りを作っています。僕は昔から24時間テレビが好きなんです。コンテンツが色々あるけど、テーマは1つで、それに向かってたくさんの人が協力している姿がカッコいいなと思って。そういうものをやりたいですね。」

どんなことをやるんですか?

「人の夢を応援するのがメインテーマです。高校生を中心に若い人が夢をプレゼンテーションする場をつくります。学祭でやるようなミスコンのような感じにコンテスト形式で夢を語る夢選挙というものです。他には、ただ夢を聞くだけでなく、未来に触れるということで、VR体験や体を動かす音楽コンテンツも用意しています。その3本を軸に、札幌の地下歩道で開催する予定です。」

面白そうですね。

「高校生主体で集まって作っているんですが、みんなで作る過程を一番楽しみたいですね。それを通して、みんなのスキルアップにもつながれば良いし、たくさんの人で何かを作るという風土が残ればいいなと思っています。」

どうしてそういうお祭りを作ろうと思ったんですか?

「僕はもともと学生団体を作っていたんですが、どんなオリジナリティを出せるか模索していたんです。その中で、まずは何かでっかい事をやらなければ、そもそも団体を人に認知してもらえないなと思って。それでとりあえず何でもいいから人を巻き込んでできる大きなことをやろうと決めました。色々な高校生と話しながら、彼らはどんなことに巻き込まれたいのか考えているうちに、お祭りだったらどんな人でも楽しそうだと興味を持ってくれるなと思ったんです。それでお祭りを作ろうと決めました。その時はどんなお祭りを作ろうか決めていなかったんですが、No Mapsの事務局長の廣瀬さんとイベントでお話する機会があって、そういうものだったら地下歩道でできるかもしれないよ、と言ってくださり、形になっていったという感じです。」

そういう経緯なんですね。作った学生団体ってどういうものですか?

「コミュニティを作りたかったんです。この団体を中心に高校生が色々な人と繋がってくれればいいなと。集会所がイメージでした。それで始めたんですが、コミュニティうんぬんのまえに、そもそもやりたいことがある人は少ないんだなと気づいて。それでやりたい事を発掘しようと、UKARI CAFÉというイベントを始めました。何かテーマを持っている人と一緒にイベントやワークショップを作って、そこに他の高校生にも来てもらってやりたい事を見つける機会にしようと。それで3回やっていたんですが、これを続けても中々広がらないなと思ったので、大きい事を一回やろうとなりました。」

 

UKARI CAFÉはうちの店でやってくれていたから見ていましたが、イベント開催の手伝いみたいな部分がとても良いですよね。

「どんなコンテンツをやるかを一緒に考えたり、このテーマだとどういう人がどのくらい集まるんだろうかという部分がテストできたり、ニーズが測れますよね。その結果、ここから動き出した団体が2つあります。火付け役にはなれたなという自負はあります。」

今はUAKRI CAFÉはやらないんですか?

「今は学祭で手一杯なので、終わったらまたやって行きたいですね。」

学祭について、もう少し聞いていきたいんですが、夢選挙はどうしてやるんですか?

「身近な高校生がどんな夢を持っているのか、気になるというのもありますが、何より夢を聞くのが好きなんですよね。多くの人は夢を語るというのは恥ずかしくて苦手なようですが、それを聞いてモチベーションが高まったり、同じ夢を持っている人が集まれたり、良い事がたくさんあると思うんです。その夢の話から実際に何か生まれることを期待しています。UKARI CAFÉに繋がっても良いですし。」

高校生の夢ってどんなものがあるんですか?

「例えば、化粧品について、高校生が買えるようにもっと安く手に入る仕組みを作りたいとか、メイクの仕方を教わる場がないから欲しいという子がいます。そういうのって男の僕ではなかった視点で、めちゃくちゃ面白いなと。他には、どうしてもプロ野球選手になりたいという人がいて、じゃあそのために何ができるんだろう、どこの学校に行けばいいんだろうというのを一緒に考えたりもしました。」

未知未来祭ではVRや音楽体験で未来に触れるというのがありますが、これはどうしてやるんですか?

「これは2つ理由があって、1つは場所を貸してくださっている札幌市の方から、夢だけでなく、もっとICTを混ぜてほしいという要望がありました。もう1つは夢を語るだけでは、人は集まりにくいなというところがあって。VRや音楽を体験できます!となっていればパッと見で面白そう!と参加してくれると思いました。」

夢選挙とVRでは結構趣旨が違うと思うんですが、そこで人が交わるんですかね。

「コンセプトとして大事にしているのが、今まで知らなかったものに触れてもらうというのがあります。それで『未知』とつけています。VRで興味を持って来てくれた人って、本来夢選挙だけでは来なかった人じゃないですか。VRで釣られてきてみたら、隣で何かやってると。人って立ち止まってしまえば興味を持ってくれるんです。だからとにかく会場まで来させれば勝ちだと思っています。そうしたらその人が会うはずのなかった未知の人と会って夢に触れられるんです。そういう広がりがあるのは絶対いい事だと思っています。」

このお祭りはどんな人に来てほしいですか?

「まずは同世代の学生に来てほしいですね。こんな夢を持っている奴がいるんだと思ってほしくて、何か考えるきっかけや行動するきっかけになればと思います。あとは通りすがりの大人にも、何か学生がやってるな、程度でもいいので見てほしいです。今の学生って面白い事やってるんだなと認識してほしいです。そうすればこれから活動する学生も動きやすくなるのではないかと思います。もちろん大人でも楽しめる内容なので、是非是非たくさんの人に来てもらいたいです。」

種市さんは今は毎日忙しそうだけど、もともとそんな感じですか?

「今年の2月までは普通の高校生でしたね。高1の2月までは。その頃に同じ部活の友達がNPO団体を作ったと。好きなことを発表する会をするから、種市は歴史とか好きだし来て、と言われて。好きな人を発表する会って聞かないな、どんな人が来るんだろうと思って、人に会うのも大好きなんで行く事にしました。そうしたら大学生のお兄さんが出てきて隣に座ってきて、変わって行ったのはそこからですね。」

どんな大学生だったんですか?

「第一印象は『大学生!』って感じでしたね。オーラが高校生と全然違うというか。大学生と知り合いで友達すげーな、てなりました。そこからよく聞いてみると、すごい権力を持った『じゃんぼ』っていう大学生でした(笑)。じゃんぼさんと実際に会って、自分で何かを作ったりできるんだと知って、自分でもやれるようになりました。人ができていると知れば、自分でもできるようになるタイプなので。」

権力はないよ(笑)

「もともとそういうことは好きで、司馬遼太郎とかよく読んでいた僕は、男として大成してから死にたいと思っていたんですね(笑)。でも中高生のうちはそんなことはできなさそうだなと、周りにも何かしている人もいなかったですし、自分も何もできないんじゃないかと思っていました。司馬遼太郎の本は面白いんですが、出てくるすごい人たちは、幼少期からすごい人たちなんですね。自分はもう高校生だし、終わったんじゃないかと思ってました(笑)。このままじゃまずいとは思っていたんですが、何をしたらいいか分からずにいた時期でしたね。でも、悩んでいたからこそ、刺激ですぐに動き出せたというのはあると思います。それで、友達がイベントを作っていてすげー、てなったんですが悔しかったですよね。同い歳で同じ部活で俺はできてないのに、なんでこいつはできてるんだと。ちょっと前まで普通だったよなと(笑)。」

「それがあって、自分でもできるはずだと。ヒントをもらえて、やる気も出て、自分もやろうとなりました。そこから、こういうのやりたいんです、ってじゃんぼさんのところに話しに来たんですが、それがまたすごい日でしたね。」

ごめん、あの時ボコボコにしたよね(笑)

「学生同士を繋げたいという話だったんですが、そんなの意味ないよ、面白くない、ってめっちゃ言われましたね。みんな考えてるし、やってるよ、種市がやる意味はなんなの?新しくないよ、とか。それでも意味ないって言われて引き下がりたくなかったので、意味ないなりに何か掴みたいと思って、その後2週間くらい色んな人と話しました。新しくないとダメなのかなって。色んな人と話して、本を読んだりして、分かったんですが、新しい事って天才にしか作れないんですよ。バンドだってまずはコピーから入るじゃないですか。今は新しい事は作れなくても、後で作ればいいんじゃないかと思いました。今はどんなに面白くなくても笑われても、未来に絶対新しいものを作ってやると。面白くない、新しくない、って言われたのは相当悩みましたね(笑)。人生で初めてあんなにダメ出しされましたよ。親にも言われたことない(笑)。」

なんだっけ、昼に店にいたら今から行って良いですか?て来たんだよね。

「そうです。行って話してたら、中盤からじゃんぼさんの顔色が変わりはじめて、面白くない面白くない、ダメダメ、って。まあボコボコされましたよ(笑)。」

あのとき種市がすごいなと思ったのは、こんなにひどい対応をしているのに、全然ムカついてなさそうというか、ちゃんと聞き入れているなという姿勢があって。何かこの場を有意義にして帰ろうというのをすごく感じたんだよね。

「だって反論したらかっこ悪いじゃないですか。絶対負けてるのに、そんなことしたらダサいなと。割と僕はカッコいいかカッコ悪いかっていうのが大事で、ここで言い返してたらカッコ悪いなと。絶対言い返さないぞと。あとは今まで意見をもらえる機会って少なかったのもあります。終盤は僕の方からめっちゃ質問しましたよね。なんでですかなんでですか、って強さの秘密を知りたかったですね。」

あの姿勢はカッコ良かったよ。まあぶっちゃけ、あの時期は店を作ったばかりでストレスが溜まっていたから、良いサンドバックが来たなというところはあった(笑)

「まじすか、めっちゃぶっちゃけじゃないですか(笑)」

それでも、種市と話してて、何かやりたいという人のなかで中々骨があるなと思ったのは事実で。やり抜こうという意思を感じたよね。後半になってどんどん応援したいという気持ちが増してきて、最終的にお金の支援をすることに決めたからさ。

「あれ、これダメな流れじゃなかったの?(笑)てなりましたよ。ツンデレなのかなみたいな(笑)」

そうだ、思い出した。学生のイベント開催にお金出すよっていう取組をしていて、それの相談に来てたんだね。

「そうです。そこから2か月くらいは、イベントを作ったりしていく中で、じゃんぼさんだったらどう感じるんだろうとか、どうするんだろうとか、頭の中を支配してましたね(笑)。面白い面白くない、という価値観に触れたのはあの時が初めてだったんです。それまでは必要か必要じゃないかという価値観しかなくて。このくらいの人が必要としてるんですって言ったら、面白さがない、って言われて。」

あの頃はとにかく、種市のやることなすこと、面白くない、ってめっちゃ言ってたね(笑)

「それですごく変わりましたね。確かに楽しくないことをわざわざやる必要なはないなと。新しい風が吹きました。」

今更だけど、自分でインタビューしてて、めっちゃ俺がでてきて、内輪感がすごいな。

「でも正直、じゃんぼさんとの出会いが一番大きいですね。」

あの時はまさか半年後にこんな感じになっているとは思わなかったよ。

「お金をもらったあの時は無駄金を使わせてしまった感覚が強くて、自分が嫌でしたね。だから、何年かかるか分からないけど、あの時の借りを返そうと思いました。まずは色んな人に会って面白さとかすごさを学ぼうと、たくさんの場所に顔を出しましたね。」

そういう自分で何かを始めようっていう最初の時期って、たくさんの人に会うのは大事だよね。自分1人で考えないで、たくさん相談してフィードバックをもらって。そういうステージはあると思う。

「イベントとかって、自分以外の人を呼ぶんだから、色んな価値観に触れるのは絶対大事だと思います。」

(この後、種市さんの生い立ちや価値観について話し込みましたが、まとまりもなく長くなってしまったのでカットしました。とても面白い人なので、気になる方はぜひ直接お話してもらいたいです。)

最後に、何か一歩踏み出したいという人へメッセージをお願いします。

「やりたい事は決まってるけど、やり方が分からない、という人は、そのやりたい事の方面で最強な人に会うと良いと思います。会うのは難しくても、その人を調べまくると、その人がたどった足跡とか分かるので、まずはこれをしたらいいなと気が付けるはずです。そのあと、周りの大人にたくさん相談して、自分にできるのはどの範囲のことか知ると良いと思います。周りに相談することで、やれる事や道が広がると思います。大事なのは目標を最強な人に設定することだと思います。」

「やりたい事が全然わからない、という人は、ドラマでも何でもいいので、カッコいいと思う人を見つけて欲しいです。そういう生き様とか理想像に近づくには、何をすればいいのか、という風に考えたら良いと思います。『何をやるか』は見つけにくいので、『どうありたいか』から落として行ったら良いと思います。それも難しかったら、こうはなりたくない、という姿を回避するためにどうしたらいいか、というのも良いと思います。結局偉そうに何言ってんだって感じですけどね(笑)」

そんな種市さんが企画中の未知未来祭の詳細はこちら!


未知未来祭
テーマ︓『夢と、未来に触れる』
⽇ 時︓2018 年 10 ⽉ 6 ⽇(⼟) 12 時 00 分〜18 時 00 分(予定)
場 所︓札幌駅前通地下歩⾏空間 北 2 条広場
主 催︓学⽣団体 UKARI(代表︓種市 慎太郎)
共 催︓No Maps 実⾏委員会
内容:

①高校生・大学生ドリームピッチ

夢に向かって活動を行っている高校生・大学生がスピーカーとして、自らの夢や人生における目標、希望を発信するスピーキングイベント。
5~7名程度のスピーカーに登壇してもらい、会場に集まった方に向けて自らの夢をプレゼンテーションしてもらう。
ただ夢を話して終わるのではなく、そのスピーカーのスピーチに感銘を受けたかを聴講者から投票してもらい、グランプリを決めるコンテスト形式を取り入れる。

②「書道VR」を用いたVR体験会

Mogura VR内の開発チームMogura VR Studioが開発したコンテンツ「書道VR」を用いて、仮想空間内で大きな半紙に自らの「夢」を大きく書く体験を行う。

③「KAGURA」を用いたVR体験会

ウェブカメラを活用した新世代楽器「KAGURA」を用いて、身体パフォーマンスと連動した新感覚の音楽演奏体験を行う。


未知未来祭が気になる!種市さんと話してみたい!という方向けに、イベントを開きます!

札幌学生百景
「みんなで作るチカホのお祭り説明会」
~種市慎太郎さん~

未知未来祭に参加してみたい、運営に関わりたい学生の方
未知未来祭に参加してみたい、応援がしたい社会人の方

大歓迎です!

種市さんと話してみたい!という方もどうぞ!

【日程】
9月1日(土) 17:00~20:00
途中出入り自由です!

【会場】
学生リビング穂と葉
アクセスはこちら
札幌市中央区北5条西6丁目1-23 北海道通信ビルB1F

【システム】
入場料
社会人1000円
大学生  500円
高校生  300円

ドリンク飲み放題です。ご飯も注文できます。

お帰りの際に、感じた価値や飲み食いした分を、入場料にプラスして投げ銭でお支払いいただきます。
当日の売上の一部が種市さんの活動費となります。

さらに、興味はあるけど、お金があまりなくて厳しいという学生も気軽に来れるように、入場料含め、以下のような方法でお金以外でも皆さんが提供できる価値でお支払いいただけます。

・食べ物、飲み物を持ち寄る。
・穂と葉や札幌学生百景をSNSで紹介する。
・その他、イベントに来ている人、関わる人が喜ぶことなら何でも可。

お金で支払われる方も、上記の方法を組み合わせていただけると、会が盛り上がって嬉しいです!
(是非みんなで分けられる食べ物・飲み物を持ち寄ってもらいたいです!)

【参加資格】
学生に限らず、どなたでも参加可能です。

・未知未来祭が気になる方
・運営のお手伝いに興味がある方
・アイデアを出して協力してくださる方

というような方、大歓迎です!
※特定の思想や宗教、ネットワークビジネスなどに関わる方の参加はご遠慮ください。
そのほか、参加者に不快感を与える行為を目撃した方はお知らせください。

【参加申込】
不要です。
FBをされている方はこちらのイベントページから参加予定をお願いします。

コメントを残す